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開発部だより

KOOD(クード)クロモリアクスルシャフト 製造工程に関しまして

2022年7月30日

こんにちは

クロモリアクスルシャフト KOOD(クード)広報担当です!

走る、曲がる、止まるに影響を与える、クードクロモリアクスルシャフト✨

製造の第一歩は、素材選びから🔍🔍

これはミルシート(鋼材検査証明書)というもの。✎✎
KOODのアクスルシャフトは日本製クロームモリブデン鋼を採用してます。

【拡大】このSCM435Hというのがそうです。
「クロモリ」って言われますね。

このクロームモリブデン鋼の特徴は強度と粘りです。
この粘りが重要。

サーキットやテストを繰り返してたどり着いた、乗り心地を上げる為の要素は
アクスルシャフトはただ硬いだけではダメだったんです。

その粘りや硬さ、乗り心地を決める加工が次の熱処理の工程になります。

クロモリアクスルシャフトと一口に言いましても、この熱処理次第では

全く違った乗り心地になります。

なので、メーカーによってもその味付けは異なります。

KOODでは

〇〇度に熱して、〇〇秒をかけて、〇〇度にまで冷ましてといった熱処理を○回実施します。【企業秘密】

一級技能士監修の元、アクスルシャフトに最適な強さ、硬さ、粘り、耐衝撃性、耐摩耗性、耐腐食性 などを引き出していきます。

熱処理工程を終えたシャフトがこちら↓

まだ熱いです。(嘘です)

失礼致しました。

この状態から、アクスルシャフトの形状に加工します。

粘りと柔らかさがあり~ と表現してますが、クロモリは普通に硬いです💦

次の加工、旋盤においても一つのバイト(刃:上記画像)で切削できる本数も限定され

ネジ山のバリ取りも手作業と、時間もかかります😓

旋盤工程からあがったシャフト 右↓

アクスルシャフトの形状になってきましたね。

次に工具がかかる六角形の加工やロゴ、品番を彫り込む加工に入ります。

加工後まもなくのアクスルシャフト↓

切削油の色が不気味ですね😅

プログラムに沿った細かな切削作業が完了致しました。

そして、次が研磨加工。

とにかく、まっすぐに、平滑性を出すための加工です。

目に見えないレベルでの表面の凹凸をなくすための加工は職人の感覚なしには実現しません。

ブログ自体もだいぶ長文になってきました💦

アクスルシャフトのご注文を頂いておりますお客様へは

お時間を頂いておりまして誠に申し訳ございません。。。

大きな工程で行きますと、次が最後の工程になります。

特殊3層のメッキ加工になります。

この工程でも、工数、そして多くの人の手でもってして完成まで仕上げていきます。

摩擦の具合で行けば、エンジン内の次に過酷な環境がアクスルシャフトになるのではないでしょうか。

 

前後タイヤ(ホイール)は実際はベアリングを介して回転しておりますが、シャフトを抜くと削れた跡が

ありますように、ブレーキやコーナー、段差などなどいろんな負荷がかかるシャフトの表面。

 

一般的には3層のメッキをかけることは、あまり例がないのですが

そういった過酷な環境だからこそ、より強く厚い被膜で長きにわたり乗り心地を維持したい想いで施工を致しております。

 

機械加工が多いものの、そこには熟練の職人達の経験、聴覚、視覚、触覚などが重要になってきます。

意外と手作業なんですね💦

 

 

最後までお読み頂きまして、まことにありがとうございました。

 

今回は、アクスルシャフトができるまで。でした。

 

 

 

 

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c 2020 KOUWA
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